野球場の数は?_推定31

フェルミ推定

今日も頭の体操を兼ねてフェルミ推定を行います。
本日のお題は、日本における「野球場の数」です。

 

夏の甲子園が終わりました。全員が地元出身の金足農業高校と全国からエリートを集めた大阪桐蔭高校の対照的な2校の戦いということもあり、普段あまり甲子園を見ない私も結果が気になってました。
試合はエリート集団が勝ったわけですが、世間への影響度としては金足農業が勝ったのかもしれませんね。

それでは推定を行います。

 

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推定

推定の結論を先に示すと、日本の野球場の数は約40,000個と推定されました。
ここには、小・中・高校の野球グラウンドも含みます。

今回の推定は、とりとめもない感じなのでラフに行っています。

野球人口(ソフトボール含む)の推定

野球人口を考えてみます。

日本の男性人口を6,000万人として、60歳以上の人の除くと70%くらいの4,200万人が野球ができる人数となります。
そのうち、真剣に取り組む人が2%、趣味程度に取り組む人が3%、合計5%が野球をする割合だとすると、野球人口は約200万人になります。

野球場の数の推定

野球人口が最も活動する曜日を仮に土曜日と考えてみます。

200万人の野球人口のうち、45%の90万人が土曜日に野球をするとします。
これは真剣に取り組む人と、趣味程度に取り組む人の比率が2:3としているため、真剣に取り組む40%の人全員と、趣味で取り組む人60%の内の約1割に相当する5%を足して45%としているイメージです。

1日のうち午前と午後で均等に分かれるとすると、ある土曜日の午前中に120万人が野球をしている事になります。

1つの野球場で平均的に25人(2チーム分の18人+α)が野球をしていると考えると、
野球場が最低でも36,000個必要になります。(90万人 ÷ 25人 )
ここには、小・中・高校の野球グラウンドも含みます。

実際には使われない野球場もあると考えられるので、10%程度の余裕を持たせると、
野球場の数は約40,000個と推定されます。

答え合わせ

最後に答え合わせをしてみます。
野球場の数を調べてみると下記のようになりました。

野球・ソフトボール場の数

2015年:9,147
(文部科学省 平成27年度_体育・スポーツ施設現況調査より)

※同資料において別項目の施設は下記のようになっています。
球技場:3,130 @2015年

純粋に野球・ソフトボール場の数は9,147個ですが、野球が可能そうな施設も含めると約12,000個の施設があることになります。

こちらでの推定では、野球人口を90万人と考えた上で野球場が40,000個としました。実際よりも3倍程度の推定結果になりました。

野球人口自体を調査してみると25万人程度となっています。野球人口を実際に近い数で推定できていた場合には実態が3分の1だった場合には、野球場は12,000個前後で推定できていた可能性があります。

今回はラフに考えましたが、それなりの結果になりました。

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