小学校の教員数は?_推定8

フェルミ推定

今日も頭の体操を兼ねてフェルミ推定を行います。
お題は日本における「小学校の教員数」です。

前回の推定では小学校の数を推定しましたので、関連する数字として教員数を推定してみることにします。

それでは推定を行います。

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推定

先に結論を示すと、小学校の教員数は約34万人と推定されました。

 

小学校の教員数 = 小学校数 × 1校あたりの教員数

で求める事が出来ます。詳細を考えていきます。

小学校数

前回の推定でそれなりに合っていた小学校数:21,525校を使います。

1校あたりの教員数

前回の推定と同様の学校規模区分に対して、規模別に教員数を当てはめてみます。

ベースとして200人規模の小学校モデルを考えます。
1学年約33人くらいの規模だと、6学年合計で200人の小学校になります。
この場合に在籍しているであろう教員数は、6年分の担任の6人+特殊な教科(音楽/体育/美術/その他)の4人+校長/教頭の2人の12人程度だと考えます。

次に規模の小さい小学校の教員数モデルを考えます。
100人規模の学校であれば、200人規模と同等の教員数を維持すると仮定し、50人規模になると特殊な教科担当が2人減って教員数を10人とします。
さらに25人規模になると、2学年で1クラスにすること等によってさらに3人減って教員数7人とします。

また、規模の大きい小学校の教員数を考えます。
400人規模以上については、30人クラスが何個出来るか?でクラス担当教員数を決めて、さらに90人当たりに1人の特殊教科担当教員が追加されるものとします。
例えば、400人規模の学校の場合には、400÷30+400÷90=18人の教員数がいるものとします。

このような前提で、小学校1校当たりの加重平均教員数を算出すると、16人となります。

教員数

小学校の教員数 = 小学校数 × 1校あたりの教員数
に当てはめてみると、 21,525 × 16 = 344,041 となります。

よって、小学校の教員数は約34万人と推定されました。

答え合わせ

最後に答え合わせをしてみます。

平成28年の小学校の教員数は、416,973人のようです。

こちらの推定結果は、約34万人なので実際よりも20%ほど小さく見積もったようです。

実際の小学校数と実際の教員数から計算した場合は、1校当たりの教員数は約20人となります。
こちらの推定では、1校当たりの教員数を16人として考えので、この部分が実際と異なる結果になった要因となります。

とはいえ、それなりの精度では推定できたことになります。

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