【高速での反復が本の理解度を上げる】どんな本でも大量に読める「速読」の本 ~ を読んで

読書

読書をしても内容を忘れて知識を取り出せなくなってしまったり、自分の決意を忘れて行動につなげらなかったり、振り返ってみるとあの読書は娯楽になってしまったな・・・と後悔する事があります。

それを防止するために読書の結果をブログに残していきます。
紹介する本の購入を検討している方、紹介する本を読了し他者の感想を読んでみたい方の参考にもなれば幸いです。

今回読んだ本は、 ~どんな本でも大量に読める「速読」の本~ です。

 

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どんな本か?

大学受験のころから速読を学び実践されてきた宇都出さん(著者)が、自身の経験をもとに効果的な速読方法(高速大量回転法)について紹介しています。

私なりの解釈ではありますが、このような本です。

本を理解するためには「(その本に関する知識や経験の)ストック」が必要である。
「ストックの獲得」と「速く読む事」を両立できる読書法を「役立つ速読(速く読んで理解できる)」と捉え、具体的な速読方法として「高速で繰り返し読む速読方法(高速大量回転法)」を提案する。

詳細は、実際に本を手に取ってみてください。

本を読んで何を実践するか?

読書の結果、自分の行動として次の2つに取り組んでいきます。

【行動1】 本を速読(高速で繰り返し読む)し、理解した結果をアウトプットする

著者による速読方法は、「森を見てから木を見る」流れになっており、
目次 → まえがき&あとがき → 本文見出しの拾い読み → 気になった部分
の順に30分で読み終えるというものです。 ※実際にはもっと細かいテクニックがあります。

確かに著者の速読方法であれば、どんな本も30分程度で1回読むことが出来ると思います。

私は読書の結果を生かしたいと考えているので、自分の読書ルーティーンを次のようにしてみます。

速読2回×30分 (ストック蓄積のため) →
精読1回×6時間以内 (内容をより理解&マーキングのため) →
速読1回×30分 (アウトプット内容の整理のため)

1冊を8時間以内に読むようにして、月に2冊以上の本を読んでいきたいと思います。
そして本から得た気づきをブログにアウトプットしていきます。

 

【行動2】 プレゼン資料は「伝えたい事」と「目次」から作る

速読のための本ではありますが、他人の書いたものを理解する際の方法論としても通じる部分があると思いました。

仕事の資料作成においては、「そもそも伝えたいことは何か?」ということが明確でなくてはなりません。
そして、伝えたい事を人に理解してもらうためには、速読されたときに概要が理解できること、つまり目次を読んで概要が理解できる事が重要だと思います。

普段の仕事やブログ執筆において、速読されて意味が分かる目次(ストーリー展開)を意識していこうと思います。

 

自分にとっての良い言葉は?

本の中で見つけた良い言葉として、次の2つをストックします。

【言葉1】 実りある批判を生み出すためにも、まずは「共感」することが必要になります。

本を批判的に読む重要性に理解を示しつつも、速読をするためにまず本の内容を受け入れる事を宇都出さん(著者)は勧めています。

実りある批判を生み出すためにも、まずは「共感」することが必要になります。打ち合わせや話し合いなどでもよくあることですが、相手の話の途中でケチをつけたり、細かく詮索したりすると、本質に入らないまま、話が無駄に長引いてしまいます。

 

人が本を理解するために本に対する共感を持つ事が重要なように、対人関係においても共感が信頼関係を築く良い方法だと頭ではわかっています。

ただ、今年の私は会社の後輩との人間関係がうまく行っていません。
本は何となく信じられるのに、他人は何となく信じられないのです。本を理解しようとする事は、本の著者(他人)の考えを理解しようとする事と同じなのに。この矛盾には、「新しい知識を与えてもらう感謝」の有無が関係している気がしました。
人間関係がうまく行かない人を「異文化を教えてくれる本」と捉える事で、感謝の気持ちを持って共感することが出来るのではないかと思います。

 

【言葉2】 1冊の本を読み終えて、理解できたとしても、それは「今のあなた」が理解できたことです。

本を読み終え「理解した」と思っても、実はそれが自分の知識を確認しただけの可能性があります。読んでも理解できない部分が事が残る本にも手を出し、長くその本と付き合ってみる事を宇都出さん(著者)は提案しています。

1冊の本を読み終えて、理解できたとしても、それは「今のあなた」が理解できたことです。10年後のあなたには、また違った理解に及ぶかもしれない。10年前の自分では気づけなかったことに気づくかもしれない。

 

本の著者は著書の関連分野において、読者よりも知識/経験が上である事がほとんどです。理解できない事があるのは当たり前だと思います。
だからこそ、本を読む際には謙虚な気持ちを持つ必要があると思いました。

仕事における上司からのアドバイスも、上司の知識/経験に基づいている場合が多いです。本に対しても人に対しても謙虚であろうと思います。

 

まとめ

~どんな本でも大量に読める「速読」の本~ を読んで、私なりに感じた事をまとめてみました。

私はこれまで一ヶ月に1冊程度のペースで本を読んできましたが、読書のペースもゆっくりだったので、本を読み終えるころには最初の方の内容を忘れてしまい、断片的なストックで流れも理解できない状態になったりしていました。

この本を読んで、速読により30分で全体の流れをつかむ事のメリットを感じたので、しばらく学んだ読書法を使っていこうと思います。

読書のペースが遅く、読んだ本の内容が断片的になって困っている人にはお勧めの読書法だと思います。

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