今日も頭の体操を兼ねてフェルミ推定を行います。
今日のお題は、「青森県のりんごの収穫量」です。
推定
まず、収穫量を推定する式を簡単に作ります。
収穫量 = ①青森県のりんご畑面積 × ②単位面積当たりの収穫量
とすることにします。
①青森県のりんご畑面積
日本の面積は、380,000[km2]。
47都道府県でほぼ均等の面積を有すると考え、青森県の面積を3%と仮定する。
その内、リンゴ畑面積は、5%と仮定する。
上記仮定より、①青森県のりんご畑面積 = 380,000 × 0.03 ×0.05 = 570[km2]
②単位面積当たりの収穫量
りんご1個当たりの重さを300[g]として、1本の木に100個のりんごがなると仮定する。
つまり、りんごの木1本当たりの収穫量は、30[kg] = 0.03[トン]となる。
りんごの木1本当たりに必要な畑面積は、1辺が8mの正方形とすると、
64[m2] = 0.000064[km2]と仮定する。
収穫量
上記仮定より、②単位面積当たりの収穫量 = 0.03 ÷ 0.000064 = 468[トン/km2]
よって、収穫量 = 570 × 468 =267,000[トン] と推定される。
答え合わせ
最後に、答え合わせをしてみました。
青森県の最近のりんご生産高は、450,000[トン]前後でした。
(https://www.pref.aomori.lg.jp/sangyo/agri/ringo-data021.html)
オーダーは合っているので、推定としてはまずまずの結果になりました。
実際の数値をより正確に調べていけば、より真実に近づけるはずです。
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