今日も頭の体操を兼ねてフェルミ推定を行います。
今日のお題は、「日本の線路の総距離」です。
※単純化するために、新幹線は含まないことにします。
推定
推定するための仮定を考えていきます。
まず、各都道府県の面積に関する情報を整理します。
①日本の面積は、38万km2
②各都道府県の面積は、は均等として 約8100km2(=380,000÷47)
③各都道府県は、90km四方の正方形と近似する。
次に、線路の設置基準に関する情報を整理します。
④基本的な線路として、各都道府県を横断する線と縦断する線が1本ずつあると考えると、
基本的な線路の距離 = 都道府県数 × (横断距離 + 縦断距離)
基本的な線路の距離= 47 × (90 + 90) = 8,460 km
⑤さらに都市部は線路が充実していることを考慮し、各都市部に存在する線路分を算出すると、
東京:5 × 180 = 900
神奈川:3× 180 =540
埼玉: 3× 180 =540
千葉: 3× 180 =540
愛知: 3× 180 =540
大阪:3× 180 =540
京都:2× 180 =360
兵庫:2× 180 =360
福岡:2× 180 =540
都市部の合計 4,680km
④と⑤の数字を足す事で、
日本の線路の総距離は、13,140kmと推定される。
答え合わせ
最後に答え合わせをします。
日本の路線の総距離は、27,000kmのようです。
ただ、その内約3,000kmは新幹線の線路なので、
新幹線を除いた鉄道総距離は、24,000km程度となりそうです。
オーダーは合っているものの、推定値は実際の1/2程度であることから、
推定で甘い部分がありそうです。
⑤の数値が倍になったとしても、差分の12,000kmを埋めるには程遠いので、
④の推定部分が甘そうです。
各都道府県を横断する路線と縦断する路線が、各2本程度あるのかもしれませんね。
これまで行った推定結果に興味のある方はこちらからどうぞ
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