日本にある公園の数は?_推定38

フェルミ推定

今日も頭の体操を兼ねてフェルミ推定を行います。
本日のお題は、「日本にある公園の数」です。

 

休日には子供と公園に行く事が多いですが、自転車で行ける距離に大小さまざまな公園があるのでマンネリ化しないので助かっています。
公園同士の距離が意外に近いので、子供たちの遊び場が分散することによって混雑が防止されているようにも感じます。

コンビニだと競合店と近すぎて消耗戦になると困りますが、公園は恐らく税金が投入されているので競争という概念はないのかもしれないなと考えていました。
その時、「日本に公園って何個あるのだろう?」とふと思ったので今回のお題に設定してみました。

まずは、公園の数をざっくり推定し、最後に答え合わせ(検証)も行います。
それでは始めます。

 

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推定

先に結論を示すと、日本の公園の数は100,500個と推定されました

詳細を次に示します。

公園の数

日本の面積が38万㎢のうち、4分の1の面積が比較的便利な領域だと仮定すると、約10万㎢の面積の中にほとんどの人々が住んでいるという事になります。

人が住んでいる人が少ない比較的不便地域が仮に5万㎢だとします。

比較的便利な地域10万㎢と比較的不便な地域5万㎢にある公園の数を推定してみます。

比較的便利な地域10万㎢

私が住んでいる地域(神奈川県某所)では、小さな公園がそれなりにあります。イメージとしては500m歩けば1つ公園が見つかるような感じです。場所によってはもう少し多いかもしれません。
ただし、田舎出身の感覚では田舎においては、公園の間隔はもう少し離れている気がします。
そこで、全国平均としては1㎞歩けば1つ公園が見つかる程度(1㎢の面積の中に1つの公園が存在するレベル)だと仮定すると、
日本の比較的便利な地域10万㎢の中には、約10万個の公園が存在する事になります。

比較的不便な地域5万㎢

比較的不便な地域は、田舎の中でも田舎で車がないと生活が厳しい地域をイメージしています。
このような地域には車でたどり着く広い公園があると考えます。

今回の仮定では10㎞車で走れば1つ公園が見つかる程度(100㎢の面積の中に1つの公園が存在するレベル)だと仮定すると、
日本の比較的不便な地域5万㎢の中には、約500個の公園が存在する事になります。

 

合計

比較的便利な地域10万㎢:10万個

比較的不便な地域5万㎢:500個

合計すると、日本の公園の数は100,500個と推定されました

答え合わせ

最後に答え合わせをしてみます。
調べてみると、公園は営造物公園と地域制公園に大別されるようです。

①営造物公園 : 都市公園、国民公園(皇室から国有財産として移管されたもの)及びその他公園
②地域制公園 : 国立公園、国定公園、都道府県立自然公園

これらのうち、都市公園と地域制公園についてはそれぞれデータがあるようです。

都市公園の数
平成28年度末:108,128箇所
(国土交通省 都市公園データベース 都市公園等整備の現況等 より)

地域制公園の数
平成30年度末:401箇所
(環境省 自然保護各種データ 自然公園面積の総括 より)

年度が多少異なりますが上記公園数を合計すると、日本の公園の数は108,529箇所となります。

こちらでの推定結果は100,500箇所だったので、それなりの制度で見積もった事になります。

少し細かく見てみます。
比較的便利な地域が10万㎢であるという前提があっているか?を調べてみると、日本の可住地は10.35万㎢(国土交通省 国土の脆弱性 より)のようです。可住地の前提は実際とほぼあっているようです。
つまり、現実の世界において都市公園の数は、1㎢あたり1つあるということです。こちらの推定前提と同じという事になります。

今回は実態に近い推定ができたようです。
人口(子供)の数が減っているので、今後公園が大幅に増える事はないと思うものの、子供の学びの場・憩いの場として公園の数は維持して行ってほしいと思いました。

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