今日も頭の体操を兼ねてフェルミ推定を行います。
今日のお題は、「 テントの市場規模」です。
推定
推定のための仮定を考えていきます。
日本の人口を1.2億人として各年齢にほぼ均等割りと仮定すると10歳あたり1,500万人です。
それらの人口に対して、少人数キャンプ(1-2人)用テントと3人以上キャンプ用テントの2種類の用途に対して、購入する人口比率と買い替えサイクルを想定しました。
購入人口比率は最大でも5%としました。これは自分の周囲でバーベキューをする人はそれなりにいても、キャンプをする人は1割もいないと感じているからです。
また買い替えサイクルについては、年間平均2回のキャンプをすると仮定して10回使用すればらそれなりに痛みが出てきて交換の必要性が出てくるだろうという想定です。
市場規模の推定値は、下記の通りとなりました。
少人数キャンプ(1-2人)用テント:112億円
3人以上キャンプ用テント:198億円
合計:約310億円
答え合わせ
最後にインターネットでテント市場の大きさを調べてみます。
市場規模そのものについては探せなかったのですが、テントはほぼ海外製のようで、2015年時点での輸入金額が63億円のようです。仮に、原価率4割と仮定して店頭ベースでの市場規模を推定すると、約160億円となります。
輸入テント市場規模の10%程度が国産テントの推定として16億円を加えると、全体としては、約180億円の市場規模となります。
この結果から今回の推定を振り返ってみると、50歳以降の市場規模を少し大目に見積もっていた可能性がありそうです。また買い替えサイクルももう少し長いのかもしれません。
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