今日も頭の体操を兼ねてフェルミ推定を行います。
今日のお題は、「居酒屋の店舗数」です。
推定
推定のための仮定を考えていきます。
駅の数や各県の面積から推定する事が出来そうですが、今回は需要と供給の観点で計算してみたいと思います。
まず需要から推定してみます。10歳刻みの人口に対して、大きく二つの場合で、居酒屋に行く年間回数を想定し、年間客数を推定した。
需要としては、年間約16億人くらいの居酒屋需要があると推定される。
一人当たりの金額を3500円と仮定すると、居酒屋の市場規模は、5.5兆円程度と考えられる。
次に、供給の観点から、居酒屋数を逆算します。
店の最大キャパ別に1日あたりの平均客数と店舗数比率と年間営業日数を仮の値として考えてみます。そこに仮の居酒屋数を当てはめてみて、年間対応客数の合計を出してみると、仮の居酒屋数が12万店の場合に、需要と同等の共有可能客席数となりました。
従って、居酒屋数は12万店と推定されます。
答え合わせ
最後に答え合わせをしてみます。
インターネットで調べてみると、居酒屋と炉端焼きの店舗数で2014年に12.5万店程度のようです。かなり推定値と近い値になりました。
市場規模としては外食産業全体で30兆円程度で、居酒屋等は5兆円前後の市場規模のようです。需要側の規模推定的にも良い線を行ってそうです。
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