【隠れた真実を探せ】ZERO to ONE ~ を読んで

読書

読書をしても内容を忘れて知識を取り出せなくなってしまったり、自分の決意を忘れて行動につなげらなかったり、振り返ってみるとあの読書は娯楽になってしまったな・・・と後悔する事があります。

それを防止するために読書の結果をブログに残していきます。
紹介する本の購入を検討している方、紹介する本を読了し他者の感想を読んでみたい方の参考にもなれば幸いです。

今回読んだ本は、 ~ZERO to ONE ゼロ・トゥ・ワン~ です。

 

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どんな本か?

オンライン決済システムのペイパルの共同創業者であるピーター・ティール(著者)が、創業者として学んだことや投資家として学んだことを、ベンチャーの考え方や立ち上げ方とともに紹介しています。

私なりの解釈ではありますが、次のような内容の本です。
目次上は分かれていないのですが、大きく2つの内容に分かれていると思います。

ベンチャーの特徴

テクノロジーは0を1にすることが出来る。つまり今よりも進歩した未来を創る事ができる。
新しいテクノロジーを生み出すのはたいていベンチャー企業だが、ベンチャーの起業家が持つ教訓とティールが考えている教訓(原則)は真逆である。
※ただし、ティールの考えている教訓が正しいわけでもなく、自分の頭で考える事こそ重要である。

幸福な企業はそれぞれに違っており、様々な問題を独自の方法で解決することで独占を勝ち取っている。
独占企業は、「プロプライエタリテクノロジー」、「ネットワーク効果」、「規模の経済」、「ブランド」といった特徴のいくつかをあわせ持っているが、これらを持ち合わせたからといってベンチャー企業が成功するわけではない。
ベンチャー企業は小さな市場で始めて独占を築く必要がある。小さな市場を独占したのちに、競争を避けつつ周辺市場へ拡大していく必要がある。

ベンチャー企業の作り方

世の中でまだ知られていない「隠れた真実」を見つけた企業が、世界を変えるような企業になれる可能性がある。
仮に「隠れた真実」を見つけたら、打ち明けるべき相手が企業である。実際に創業するに当たっては、「誰と始めるか」がとても重要である。
ビジネスプランが優れていれば、エンジニアリング/タイミング/独占/人材/販売/永続性/隠れた真実に関する7つの質問に答えられるだろう。
7つの質問すべてに答えた企業としてテスラがある。テスラの成功から学ぶことは多い。

 

 

物事の捉え方について、これまで考えたことの無かった事や知らなかった事がさりげなく記載されており、主張の枝葉となる内容の中にも、勉強になる事が多く書かれています。
是非、実際に本を手に取ってみてください。

本を読んで何を実践するか?

スケールの大きな話であり、今の自分に当てはめて出来る事は少ないようにも思いますが、読書の結果、自分の行動として次の1つに取り組んでいきます。

【行動1】 「隠れた真実」を探す思考クセをつける

「隠れた真実」を探す際の2つの質問として、
「自然が語らない真実は何か?」「人が語らない真実は何か?」
という質問が紹介されています。
普段の生活の中で、上のような問いを立てて、成功するための種を自分で探していきたいと思います。

自分にとっての良い言葉は?

本の中で見つけた良い言葉として、次の3つをストックします。

【言葉1】 二項対立を超えることを目指す

CIAはスパイで成り立っている。国家安全保障局(NSA)はコンピュータに頼っている。CIAの分析官は大量のノイズから情報を拾い出さなければならず、本当に深刻な脅威をなかなか特定できない。NSAのコンピュータは膨大なデータ量を処理できるが、テロ行為を目論んでいるかどうかをはっきり特定することは出来ない。パランティアはこうした二項対立を超えることを目指している。

世の中は様々なバランスで成り立っていて、トレードオフとなる選択肢のどちらかを選ぶ必要に迫られることがあります。そんな時に、双方の良いところ取りをして二項対立を超える選択肢を選べないか、生み出せないかということを考えるきっかけになるよう、記憶にとどめておきたいと思います。

【言葉2】 10倍優れたものを作る

10倍優れたものを作るには、まったく新しい何かを発明するのがいちばんだ。それまでまったく何もなかったところで価値あるものを作れば、価値の増加は理論的には無限大となる。たとえば、眠らなくてもよくなる薬や、禿げをなくす薬は、確実に独占ビジネスとなるだろう。

普段の仕事の中では、10%改善や20%改善、多くても2倍改善くらいまでしか視野に入れないような思考回路になってしまっています。「10倍の改善は出来ないか?」という考える基準(言葉)を持っておくことで、自分で提供可能な付加価値の上限を高めるきっかけを持てると思います。

【言葉3】 ひとつのもの、ひとつのことが他のすべてに勝る

あえて起業するなら、かならずべき乗則を心にとめて経営しなければならない。いちばん大切なのは、「ひとつのもの、ひとつのことが他のすべてに勝る」ということだ。5章で述べたように、ある市場はその他すべての市場に勝る。11章で見るように、たいていの場合、ある販売戦略がほかのすべてを支配している。9章で紹介するように、時間と意思決定もまたべき乗則に従い、ある瞬間がほかのすべての瞬間よりも重要になる。

分散投資の概念により、すべての選択肢を公平に扱う事が良い事のように考えてしまう事があります。私も「全部頑張る!」と言っていた時代があります。しかし、時間は有限なので、選択肢の中でも最も効果的な選択肢を選ぶという意思が重要なのだと感じました。
もちろん失敗する選択肢もあるとは思いますが、選択のトレーニングと思いながら、選択力を身につけていきたいと思っています。

まとめ

~ZERO to ONE~ を読んで、私なりに感じた事をまとめてみました。

この本を読んで、世界トップレベルの起業家の思考回路の一部を垣間見たように感じました。
まったく異次元の内容だとは思ったものの、少しでも内容を吸収して自分の人生や生活をよりよくして行きたいと思います

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