神社と寺のお賽銭は年間でどれくらい?_推定27

フェルミ推定

今日も頭の体操を兼ねてフェルミ推定を行います。
本日のお題は、日本における「神社と寺のお賽銭は年間でどれくらいか?」です。

 

2017年も残すところあと20日と少しとなりました。
年末年始は除夜の鐘や初詣などで寺や神社へお参りに行く人が多いと思います。

何かを祈願してお参りの際にはお賽銭を用意する人が多いと思います。
「お願いが実現しますように」と思いながら神社・寺にお渡ししていると思いますが、
実態としては神社・寺の設備維持などに使われていると思います。

いつもは通勤中に通り過ぎている神社の賽銭箱が目に入り、
少し罰当たりかもしれませんが気になったので題材に選びました。

エクセルで表にして詳細に記載することは憚られるので、
ざっくりと推定してみたいと思います。

 

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推定

結論を先に示すと、神社と寺のお賽銭は年間で約313億円と推定されました。

 

日本に住む人と訪日客お参りをする可能性のある人口です。
それぞれを分けて推定していきます。

日本に住む人

日本に住む人は1.2億人ですが、宗教上の理由や高齢等でお参りに行く可能性が低い人もいるので、1億人がお参りに行く可能性がある人口だとします。

初詣や旅行、その他の祈願でお参りに行く神社・寺の数は、平均10軒とします。初詣で2軒、旅行などで8軒をイメージしています。定年後の方々に限ればもっと多いのではないかと思いますが、全年齢層の平均を考えています。

1軒につき渡すお賽銭を、平均30円とします。これは、5円から15円がの人がほとんどで、一部の人が50円以上となる事をイメージしています。

これらの前提において、

日本に住む人の年間のお賽銭 = 1億人 × 10軒 × 30円 = 300億円

訪日客

2017年の訪日客は2800万人程度が見込まれるようです。そのうち約1割の人はお参りに行かないと仮定して、2500万人がお参りに行く人数だとします。

1回当たりの旅行でお参りに行く神社・寺の数は、平均10軒とします。1回の訪日で1週間弱滞在して1日2軒程度どこかにお参りするイメージです。

1軒につき渡すお賽銭を、平均5円とします。これは、1円玉/5円玉/10円玉のどれかからランダムにお賽銭を選ぶイメージです。

これらの前提において、

訪日客の年間のお賽銭 = 2500万人 × 10軒 × 5円 = 12.5億円

合計

推定した2つの値を足して

神社と寺のお賽銭は年間で約313億円と推定されました。

答え合わせ

最後に答え合わせをしようと思いますが、やはりデータがありません。

今回はざっくりした推定で規模間をつかみましたが、
実際にも200~1000億円くらいのレンジに収まっているのではないかと思っています。

この金額が、祈願する場を提供してもらった対価ということになりそうですね。
皆さんは来年は何を祈願しますか?

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