自己啓発の市場規模は?_推定13

フェルミ推定

今日も頭の体操を兼ねてフェルミ推定を行います。
本日のお題は「自己啓発の市場規模」です。

ちなみにここでの自己啓発には会社による研修などを含めず、あくまでも自分の時間を使って自分の意思で取り組んでいる活動を意味します。

それでは推定を行います。

 

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推定

推定のための仮定を考えていきます。

自己啓発人口

日本の人口を1.2億人として、100歳までの10歳刻みの各年齢層に均等割りつけすると、1つの年齢層(10歳)あたり1,200万人です。

自己啓発に取り組む人は、「将来について真剣に取り組む人」として、働き盛りの30~50歳が最大にの25%になるよう比率を割り振ってみました。今いる会社のイメージでは、スポーツ以外で自分のために何かに取り組んでいるように見える人は3分の1もいないと思っています。

このように計算すると、自己啓発に取り組む人口はざっくり1,600万人となります。

続いて、自己啓発の手段として読書とセミナーを考えてみます。

読書での自己啓発

読書は、自己啓発の基本になると思いますので、自己啓発に取り組んでいる人の100%が何かしらの本を読んでいると想定します。

年間の本購入金額は、平均1,000円の本を30歳以下は年間3冊、31歳以上は年間5冊買うと仮定します。このようにして、読書による自己啓発市場を見積もると、708億円になりました。

セミナーでの自己啓発

次にセミナーに参加する人口の割合は、自己啓発をする人の中でもさらに少数の割合になると考え、30歳以下は5%、31歳~70歳は10%としました。

年間のセミナー費用は、平均30,000円のセミナーを30歳以下は年間3回、31歳~70歳は年間5回行くと仮定します。このようにして、セミナーによる自己啓発市場を見積もると、1,710億円になりました。

 

読書とセミナーを足すと、自己啓発市場は、約2,420億円と推定されました。

 

答え合わせ

最後に答え合わせをしてみます。

インターネット上では、自己啓発に関する事情規模を探せませんでしたので、個別に存在しているデータから推定してみます。

 

書籍の年間市場規模が約7,400億円のようです。

こちらで見積もった読書による市場は約700億円で、書籍市場の10分の1程度と推定されました。読書の市場規模は若干少なめに見積もっている可能性が高そうです。

 

企業向けの研修サービスの市場規模が約5,000億円のようです。

こちらで見積もったセミナーによる自己啓発市場は約1,700億円で、企業向け研修サービスの3分の1程度という事になります。さすがに企業向けよりも個人向けの方が市場規模た大きいという事は無いと思うので、大きく外してはいないと思われます。

 

結局答えがないため、推定値がどの程度合っているのかが分かりませんが、全体の市場規模を超えるような推定値にはなっていないので、今回はこれで良しとします。

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