市場規模推定の前提となる人口ピラミッドの形は?

その他

これまで色んな推定を行ってましたが、
あくまでもフェルミ推定という事でざっくりした人口ピラミッドを用いてきました。

例えば、
日本の人口を1.2億人として、100歳までの10歳刻みの各年齢層に均等割りつけすると、
1つの年齢層(10歳)あたり1,200万人です。

推定の前提としてはかなりざっくりしています。それでも、即席でそこそこの精度は出ます。

 

しかし、私の場合は趣味で推定を行っているので、面接の場などで即席の推定を行う必要がありません。
また、会社で働いている方々も、即席でのデータよりは、より実際に近いデータで仮説を立てていく事が好ましいと思います。

しかも、私が行う推定はエクセルを使っているので、人口前提としてより適切正しい値を入れてしまえば、しばらく更新する事もありません。

そこで、一度正確な人口ピラミッドの形(値)を調査する事にしました。

 

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正確な人口ピラミッドの形

グーグルで「日本 人口分布」と調べると、すぐに総務省統計局の人口の統計データが出てきます。

各年齢別の人口データがあるので、10歳の年齢層毎に集計してみました。

その結果がこちらのグラフです。

今後は、推定を行う場合の人口データはこちらの値を使っていく事にします。

 

所感

これまでは10歳区切りの各年齢層人口を一律1200万人として推定を行ってきました。
それに比べると、下記の点が目立ちます。

・19歳以下の各年齢層は1200万人よりも少ない。
・30歳-79歳までの各年齢層は1200万人よりも多い。
・80歳以上の各年齢層は1200万人よりも少ない。
・特に90歳以上の人口は200万人程度しかいない。

やはり各年齢層の人口を一律1200万人で見積もって推定するのは、即席の場では良いが雑すぎると思います。
特に、会社で働いている人も簡単に調べられるデータは調べた上で、市場構造を明らかにしていくほうが良いと思います。

私の場合においても、今後は人口前提をより適切な条件に整えた上でノイズの少ない市場規模推定を行う事が出来ると思います。

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