ガソリンスタンドの数は?_推定4

フェルミ推定

今日も頭の体操を兼ねてフェルミ推定を行います。

今日のお題は、「 ガソリンスタンドの数」です。

 

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推定

推定のための仮定を考えていきます。

 

色んな考え方があると思いますが、今回は、単位面積当たりにガソリンスタンドが何軒あるかをざっくりと仮定する事で、ガソリンスタンド数を導きたいと思います。

 

まず、各都道府県の面積に関する情報を整理します。

①日本の面積は、38万km2

②各都道府県の面積は、は均等として 約8,100km2(=380,000÷47)

各都道府県は、90km四方の正方形と近似する。

 

次に単位面積当たりのガソリンスタンドの数を都道府県毎に仮定していきます。

都市部と田舎では、やはり都会のほうがガソリンスタンドが多いです。都市部や大きな国道等では、1km程度走れば最低1軒くらいのガソリンスタンドを見かけるようなイメージです。

 

都市部を抱える県の中にも田舎がある事を考慮して、2km程度走れば最低1軒のガソリンスタンドがあると仮定します。つまり、4平方kmにつき1件のガソリンスタンドがあるという意味です。

各都道府県の面積は90km四方としているので、これを4平方kmずつに分割すると、碁盤の目のような模様が出来ます。隣り合う縦(南北)の線の間隔は2kmです。そして、縦(南北)の線と横(東西)の線の交点にガソリンスタンドがあるとします。

交点の数は (90 ÷ 2) × (90 ÷ 2) = 2,025 となります。

これを下記都市圏の各県のガソリンスタンドの数とします。

東京都・大阪府・京都府・兵庫県・愛知県・福岡県のガソリンスタンド数は、

2,025 × 6 = 12,150 となる。

 

 

その他の県については、5km程度走れば最低1軒のガソリンスタンドが見つかると仮定すると、交点の数は (90 ÷ 5) × (90 ÷ 5) =  324

つまり、その他41県の合計は、41 × 324 = 13,284

 

すべてを足すと、 12,150 + 13,284 = 25,434

よって、日本のガソリンスタンド数は、25,434軒と推定される。

 

答え合わせ

最後に答え合わせをします。

平成25年のガソリンスタンド数は、34,706軒のようです。

推定値の方が小さいので、推定の中の単位面積当たりのガソリンスタンド数が多くなるような要素を含む必要があったのかもしれません。都市部では、ライバル店の近くで営業しているガソリンスタンドもあるので、そのあたりの前提忘れがあるのかもしれません。

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